ネイルチップを接着剤でつけるときの注意点
キッズネイル教室を行うようになってから、小学生の生徒さんたちに「ネイルチップつけたことある?」
そんな会話もする事があるのですが、その中で「接着剤でつけちゃうよ!」と言っていた子もいたんですね。
つけ爪の接着剤が発火したニュースを覚えているかたもいらっしゃると思いますが、使い方を間違えると危険な素材です。
素材の特性をきちんと把握した上で、安全に楽しくネイルを楽しんでもらえたら良いなと思います。
ネイルチップを「ネイルグルー(接着剤)」でつけるときは、
使い方を誤るとやけどや皮膚トラブル、爪の損傷につながることがあります。
安全に楽しむために、以下のポイントを守りましょう。
🔸1. 接着剤の説明をよく読みましょう
ネイル用グルーには、瞬間的に固まる強力な成分(シアノアクリレートなど)が含まれています。
使う前に必ず使用方法・注意書きを確認しましょう。
🔸2. 厚く塗らない
接着剤を厚く塗ると、化学反応によって高温になりやけどを起こすことがあります。
少量を薄く均一に塗るのが安全です。
🔸3. スプレー(硬化促進剤)を使うときは距離をとる
「アクティベーター」などの硬化スプレーを使うときは、12cm以上離して軽く吹きかけましょう。
近づけすぎると反応が強まり発熱や白化(白く曇る現象)が起こることがあります。
🔸4. 皮膚につかないように注意
接着剤が爪のまわりや裏側に流れないように、爪の上だけに少量を塗りましょう。
とにかく皮膚につかないように注意してください。
もし指先や肌についた場合は、無理に剥がさず、水でやさしく洗い流しましょう。
🔸5. 無理に剥がさない
強く接着したチップを無理に剥がすと、自爪が削れたり薄くなることがあります。
専用のリムーバーを使って、ゆっくり時間をかけて外しましょう。
🔸6. 爪にやさしい装着方法もおすすめ
短時間だけ楽しみたいときは、ネイル用両面テープを使うのもおすすめです。
簡単に外せて、自爪への負担も軽くなります。
まとめ
ネイルチップを安全につけるポイントはこの3つ!
- グルーは薄く・少量で使う
- スプレーは距離をとる
- 皮膚につけない
参考:日本ネイリスト協会(JNA)
「瞬間接着剤(ネイルグルー等)の使用について」
https://www.nail.or.jp/information/alert_by_adhesive/index.html